アルテミス賞明けから参戦の久米詩がファンの人気に応える!!

FⅡミッドナイト・ WINTICKET杯
【8月23日~8月25日】
L級ガールズ決勝 優勝者 久米 詩 (静岡 116期)

8月の松阪FⅠナイターが終わり、東京オリンピックも終わり、夏も終わりを迎えようとしているが、松阪にはミッドナイト競輪がある。ミッドナイト開催という事で無観客開催ではあるが、ご自宅でゆっくりくつろぎながら楽しめるのもミッドナイト競輪の楽しみの一つだ。画面の向こうでは選手達による熱いバトルが繰り広げられ、今開催はガールズケイリンも行われた。

L級決勝の注目は、前節いわき平オールスター競輪でアルテミス賞に選手された2選手。
静岡の久米詩選手(116期)と栃木の梶田舞選手(104期)。競走得点では久米選手の方が上位ではあるが、2日目の直接対決では梶田選手が差して1着としている。決勝でも再現なるか。久米選手は迷いながら走ってしまったと反省。自力スピードは確かなだけに、決勝こそはしっかりとVゴール決めたい。この一騎打ちムードに待ったをかけるのが、初日、2日目を唯一連勝で勝ち上がった静岡の山口真未選手(120期)。初日には梶田選手を抑えて逃げて快勝。29歳120期と遅咲きルーキーではあるが和歌山ルーキーシリーズで優勝実績もあり、既に頭角を現しつつある。ここ松阪で本デビュー初Vにチャレンジの一戦だ。地元三重からは川嶋百香選手(114期)。7月の大垣ミッドナイトではあの坂口楓華選手をマークする競走から差し切って高配当提供。今節も堅実な走りで決勝まで進出。流れに乗ってV奪取に虎視眈々だ。岐阜の宮地寧々選手(110期)、千葉の田中まい選手(104期)、もう一人の120期山本さくら選手(愛知)にも展開次第でチャンス十分。松阪次回ガールズ決戦は10月。松阪2021夏ラストクイーンの称号は誰が手にするか注目が集まる。

レースは残り2周で川嶋選手が久米選手の後ろを狙ってポジションを上げる。梶田選手も久米選手の後ろ渡すまいと内側で粘る。打鐘過ぎて山口選手が徐々に上昇し、様子を見ながら先行体制に。この動きにいち早く反応した久米選手が、山口選手の番手を確保。久米選手の番手争いもこの動きに反応した梶田選手が取った。山口選手がいいスピード駆けていくも久米選手にとっては絶好の展開。3コーナー周って、4コーナー出口で久米選手が遂に発進。スピードそのままにゴール線まで駆け抜ける。梶田選手も追い込みを試みるも4コーナー発進の久米選手との差は縮まらず、久米選手が見事なレース運びでファンの期待に応える優勝を飾った。

レース後久米選手は「今日は自分の力を出し切れてホッとした。」「(山口選手に)付いて行くところで付いて行けたのがいい結果に繋がった」とレースを振り返った。これで今年はV5。今後に向けては「一つ一つのレースで勝ち切れるように頑張ります」と語ってくれた。まだ21歳とフレッシュな選手。今後BIGタイトル制覇にも期待したい。

L級ガールズ決勝の様子は
こちら(https://www.youtube.com/watch?v=A7cXaNx4_Gs)の3:10:00からご覧下さい。

<次回松阪本場開催のお知らせ>
9月9日~12日 GⅢ 松阪競輪 開設71周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪
10月18日~20日 FⅠ・ チャリロト杯 マックマッキー賞
10月22日~24日 FⅡ・ミッドナイト WINTICKET杯

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