FⅡ・ミッドナイト オッズパーク杯
【6月19日~6月21日】
L級ガールズ決勝 優勝者 太田 美穂(三重112期)
富山市営で行われた今節のミッドナイト。富山市営ミッドナイトin松阪でガールズケイリンがあるのは今開催のみ。ガールズケイリンは今年で記念すべき10周年。松阪でも3月にL級6R制の開催が行われたが、6月末平塚競輪場では12R制のオールガールズが開催される。その前哨戦となった今シリーズは、豪華メンバーが松阪に集結した。
ガールズ決勝の注目は、静岡の鈴木美教選手(112期)。予選2日目と危なげなく、連勝と調子は上々。年末のGGP出場に向けてもコンスタントに優勝して、賞金の上積みを狙いたいところ。対するは、地元バンク初Vを狙う太田美穂選手(112期)。前節のFIナイターで師匠の引退記念のスタジオ出演にも参加し、ここは気合いが入る一戦。さらに近況絶好調の奈良の日野未来選手(114期)も侮れない。前節の松戸GⅢナイターのガールズ4日間制の競走でも、児玉碧衣選手を差してV。勢いそのまま追加斡旋で松阪に参戦。この3強に挑む形となるのが、大阪の土屋珠里選手(110期)、愛知の西脇美唯奈選手(120期)。両者ともに自力ある選手なだけに、一発風穴を開けることができるか。愛知の高橋智香選手(112期)、静岡の清水彩那選手(116期)も展開を上手くとらえたい。
レースは残り2周、初手7番手だった日野選手が位置を求めて上昇し、太田選手が3番手に迎え入れ、この動きに乗じて鈴木選手、土屋選手も日野選手の後ろを取り太田選手は打鐘で6番手。3コーナー過ぎから太田選手が先行発進。この動きに合わせて全選手ペースアップ。ホーム過ぎで太田選手は先頭、後ろを求めて内側から高橋選手、鈴木選手、西脇選手が2番手争い、その後ろに清水選手、土屋選手の並走、そして日野選手が続き混戦状態。西脇選手が3選手の外で展開厳しく後退。バックから鈴木選手が捲り発進も、前で逃げる太田選手を捕まえられず、ホームに戻ってきて1車身差。日野選手は後方となり厳しい展開。ゴール前争いに鈴木選手を終始マークしていた土屋選手も加わり3車によるデッドヒートは、脅威の粘りでリードを守り切った太田選手が優勝、2着に土屋選手、3着に鈴木選手となった。太田選手はこれが嬉しい地元松阪バンク初の優勝。デビュー5年で悲願達成だ。
太田選手はレース後のインタビューで、地元バンク初Vについて「ずっと出来ていなかったので凄く嬉しい」と素直に喜んだ。今節については「2日間自分の走りが出来ていなかったので今日こそはと思って走った」と太田選手らしさが光った決勝戦だった。インタビュー中継には師匠の萩原操さんの記念帽子を被って登場し、画面越しの師匠に嬉しい地元初優勝の報告ができたようだ。
レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=v4Ap9wLDUhA)の3:10:00からをご覧ください。
<次回松阪本場開催のお知らせ>
7月19日~21日 FⅡ・ミッドナイト・ 競輪アプリはウィンチケット
7月29日~31日 FI・ナイター・ HANADAMAカップ CTC杯 駅鈴賞
8月2日~4日 FⅡ・モーニング オッズパーク杯