FI 究極ブランドまつぶた杯 四五百賞 中京スポーツ賞
【8月23日~8月25日】
S級 優勝者 上杉 嘉槻 (福井119期)
松阪けいりんでは、今年度GⅢ競走を2回予定している。11月14日~の施設整備等協賛競輪、1月23日~の開設74周年記念。11月の開催は競輪祭前のGⅢレースということでSS選手は不在となるが、全レースS級戦9車立てレースが展開される。10月中旬には特設サイトがオープンされるのでぜひチェックしてみてほしい。
S級決勝は、2分戦。注目は、なんといっても中部勢。ライン先頭は地元松阪ホームバンクの真鍋顕汰選手(121期)。S級2期目の今期、地元バンクで嬉しい初の決勝進出。番手には地元三重四日市がホームバンクの上田国広選手(89期)。上田選手は今期自身初のS級1班へ昇班。頼れる後輩の力で、S級初Vに大チャンス。3番手に愛知の岡本総選手(105期)。早めに真鍋選手が仕掛け、上田選手が2段駆けの展開となれば3番手からでもVのチャンスはある。対するは近畿勢。ライン先頭は福井の上杉嘉槻選手(119期)。前節地元福井FIに続いて決勝進出。積極果敢な攻めで地元ラインを一蹴したい。番手に和歌山の藤田勝也選手(94期)。3番手に兵庫の澤田義和選手(69期)。上杉選手が作った展開から上手く浮上していきたい。単騎で挑むのは広島の池田良選手(91期)。前節の名古屋FIは準V。真鍋選手、上杉選手が踏み合いになれば展開巡る。
レースは残り2周、前を取った真鍋選手に対して上杉選手が抑えようと早めに動くも、真鍋選手が誘導員との車間を空けて、加速をつけて突っ張る。上杉選手は一旦5番手に下げる。打鐘で上杉選手が再度仕掛ける素振りをみせ、真鍋選手がこれに反応しペースを上げて先行開始。レースの主導権は完全に中部勢と思われたが、2コーナーから上杉選手がバック捲りを敢行。これがタイミング、スピード良く一気に中部勢に迫る。上田選手も牽制に外に動くが、スピードで勝る上杉選手を止められず勝負あり。番手の藤田選手との車間を2車身程空けて、見事に嬉しいS級初優勝を飾った。2着に藤田選手、3着に上田選手が粘り込んだ。
レース後上杉選手のインタビューは以下の通り。
「初優勝は率直にうれしい。うれしすぎて、(手が)勝手に挙がっちゃいました」
「初手は後ろからと思っていました。最初、ジャン3コーナーで行こうと思ったけど遅れたので、立て直して(2コーナーで)行きました。スピードの手応え? がむしゃらに踏んだので覚えていないですね。4コーナーでは行けると思った? そうですね、夢を見ました(笑)」
「目指すところ? GⅠに出て、練習でもお世話になっている脇本(雄太)さんと一緒に走れるように頑張ります。次は地元福井、頑張ります!
レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=9Su-bxmnp44)の5:25:00からをご覧ください。
<次回松阪本場開催のお知らせ>
9月6日~8日 FIIミッドナイト ウィンチケットミッドナイト競輪
9月12日~14日 FII ミッドナイト ウィンチケットミッドナイト競輪
9月17日~19日 FII モーニング ごかつら池ふるさと村杯