好位から自力に転じた長松空吾が制し、A級1,2班戦2回目のV

FI 夏の霜ふり本舗杯 本居宣長賞 スポーツニッポン賞
【8月10日~8月12日】
A級1,2班 優勝者 長松 空吾 (大分123期)

今節はお盆期間中の開催とあって、多くのお客様が来場された。場内最終日には未確定車券抽選会が開催され、松阪肉10,000円相当やJCBギフトカードなど豪華景品が当たるとあって多くのお客様に楽しんでいただいた。松阪本場にお越しの際は、こうしたイベントも楽しんでみてほしい。
 
A級1,2班決勝は、ライン4車と3車の2分戦。4車ラインは中部勢。ライン先頭は岐阜の栗山和樹選手(125期)。栗山選手は7月の本デビュー3節を全て完全優勝して、125期最速でA級1,2班へ特別昇班。今節が初の1,2班戦も2着1着で決勝進出。準決勝戦では逃げ切って強さを魅せた栗山選手がレースの主導権を握る。番手には地元三重の伊藤稔真選手(111期)。S級からA級1,2班へ7月降格となったが、1,2班戦では実力上位。前節の豊橋では優勝。今節は展開不運もあり未だ1着こそはないが、2節連続Vに気合いは十分。3番手は愛知の大谷靖茂選手(93期)。今節は連勝と好調気配。3番手からの抜け出しも十分。4番手を岐阜の藤原誠選手(69期)が固めて中部上位独占を狙う。対するは近畿&九州の即席ライン。ライン先頭は京都の安藤直希選手(117期)。「状態は悪くない」とコメントもあり、自力で中部勢の打開を図る。番手には大分の長松空吾選手(123期)。番手戦は3回目とやや不慣れな位置も、展開巡れば自力で突破できる脚力はある。安藤選手が作る展開に上手く順応したい。3番手に福岡の佐藤健太選手(101期)。近況絶好調で前節の久留米もV。ゴール前展開あれば飛び込んでくる実力者。

レースは残り2周、前を取った中部勢に対して安藤選手が動いて様子を伺うも栗山選手が当然突っ張る。安藤選手も一度後方に下げて、打鐘で再度仕掛ける。栗山選手、伊藤選手が外に張って抵抗したその隙に、佐藤選手が内に切り返して伊藤選手の内側に潜り込んで分断を狙う。先頭は栗山選手と安藤選手が並走、2番手は佐藤選手と伊藤選手が並走となり一気にレースが動く。2コーナー手前で外側に位置した安藤選手、伊藤選手は苦しくなり後退。変わって、3番手の位置が巡ってきた長松選手がバックストレッチから捲りに打って出る。タイミング、スピードともに抜群で勝負あり。逃げた栗山選手、イン粘った佐藤選手ともに脚力を消耗しており抵抗できず。大谷選手も長松選手の捲りに乗ったが踏み出しがワンテンポ遅れて車間が空いての追走で2着まで。展開も味方につけた長松選手がA級1,2班戦2回目のVを飾った。

レース後長松選手のインタビューは以下の通り。
「ごちゃごちゃした展開に(なりましたね)。ラインのおかげで位置が取れました。安藤(直希)さんも、他地区なのに行ってくれたし」
「最近いいレースができていなかったけど、内容はどうあれ、1着を取ることができたので安心しました。このまま勢いを付けられれば。次も優勝できるように頑張ります!」

レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=UK6P7ShdVE0&t=16356s)の4:57:00からをご覧ください。

<次回松阪本場開催のお知らせ>
8月23日~25日 FIナイター 究極ブランドまつぶた杯 四五百賞 中京スポーツ賞
9月6日~8日 FIIミッドナイト ウィンチケットミッドナイト競輪
9月12日~14日 FII ミッドナイト ウィンチケットミッドナイト競輪

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