FI 夏の霜ふり本舗杯 本居宣長賞 スポーツニッポン賞
【8月10日~8月12日】
L級ガールズ 優勝者 吉村 早耶香 (静岡112期)
今節は松阪では久しぶりのFI開催ということで、場内では多くのイベントが行われた。開催2日目は、キッチンカーが多数集まり、ナイター競輪を盛り上げた。また16時から小学生以下を対象に手持ち花火プレゼント、パリオリンピック応援エリアでうちわプレゼントなど場内には多くのお客様が来場された。
ガールズ決勝戦注目は、大分の野口諭実可選手(102期)。予選は連勝で勝ち上がり安定感抜群の走りを披露。初日、2日目の勝利者インタビューで宣言した完全優勝まであと1勝。対するは静岡の吉村早耶香選手(112期)。今節は競走得点トップとして参戦。6月に行われたパールカップでは強敵相手に決勝進出。強烈な仕掛けで相手を一蹴する。地元からは今年デビューの平子結菜選手(126期)。本デビュー後は2回目の決勝進出。初の地元開催でここまで2着2本。好位から仕掛けられれば、地元でデビュー初Vのチャンス。さらに東京の松本詩乃選手(122期)も予選は1着3着。前節の佐世保では優勝。1ヶ月の欠場明けを感じさせない走りで優勝を狙う。愛知の永禮美瑠選手(118期)にもチャンス十分。千葉の篠崎新純選手(102期)、熊本の高本美穂選手(124期)も逆転Vに虎視眈々。
レースは残り2周、前を取った松本選手に対して平子選手が位置を上げて打鐘で先頭の位置に。乗った吉村選手が2番手に付けて後ろの動きを待つ。3番手は並走で内に松本選手、外に永禮選手。5番手以下野口選手、篠崎選手、高本選手が続く。平子選手がスローで流しながらも残り1周ホームから野口選手が仕掛ける。これに合わせるように吉村選手、永禮選手、松本選手の3選手が同時に踏み込む。吉村選手は好位から番手まくりの形で2コーナ―で先頭に。後ろは外に野口選手、内に松本選手が並走で追いかけ、4番手に永禮選手が入って前が縺れる展開を待つ。平子選手は内に包まれて苦しい展開。3コーナー周ったところで、2番手争いは内側有利に運んだ松本選手に軍配。最終直線は吉村選手と松本選手の一騎打ちの展開に。松本選手も一気に差を詰めるも、最後まで踏み切った吉村選手が見事優勝を飾った。
レース後吉村選手のインタビューは以下の通り。
「動ける選手の様子を見て…とうい感じでしたが、平子さんが動いたので、そこにうまく乗れました。いつもは落ち着きがないけど、冷静に動けたと思います。最後はいつも甘いけど、今日は踏み切れたのでよかった。
最近はチャンスがあってもいい走りができていなかったので、優勝できたことはうれしい。次もいい走りができるよう、精一杯走ります!」
レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=UK6P7ShdVE0&t=16356s)の4:30:00からをご覧ください。
<次回松阪本場開催のお知らせ>
8月23日~25日 FIナイター 究極ブランドまつぶた杯 四五百賞 中京スポーツ賞
9月6日~8日 FIIミッドナイト ウィンチケットミッドナイト競輪
9月12日~14日 FII ミッドナイト ウィンチケットミッドナイト競輪