FI COPD認知度向上カップ 本居宣長賞 日刊スポーツ賞
【9月22日~9月24日】
S級決勝 優勝者 柴崎 淳(三重91期)
次節はいよいよ松阪GⅢ「開設72周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪」が開催される。その前哨戦となった今シリーズのS級戦。中部勢の自力自在型、近畿、九州からは実力派の好選手が松阪バンクに集結し、3日間激しい好レースが展開された。
S級決勝注目は、300勝に王手の柴崎淳選手(三重91期)。前日の準決勝戦では鮮やかな差しを決めて、299勝目を飾った。勝ち上がりインタビュー時は、腰の状態が怪しいとコメントを残すも、気合いの走りで松阪連続V、300勝メモリアルの達成を目指す。柴崎選手の前を走るのは岐阜の志田龍星選手(119期)。近況メキメキと力を付けている中部若手の代表格。前々節の地元岐阜記念では決勝進出と、勢いもある。柴崎選手との連携で中部ワンツー決着を狙う。3番手には香川の池田憲昭選手(90期)が固めて、盤石体制。対抗ラインは、佐賀の山田英明選手(89期)、熊本の松岡貴久選手(90期)の九州ライン。昨日の準決勝でもワンツー決着と連携実績は抜群。息の合った動きで中部の動きを封じるか。3番手には広島の池田良選手(91期)が付け、こちらも3車ラインで対抗。単騎で挑む藤岡隆治選手(徳島98期)も一発の魅力はあり、楽しみな存在。S級決勝戦の行方に注目だ。
レースは残り2周、山田選手が前を抑えて、志田選手が後ろに引いてタイミングを図る。打鐘が鳴って志田選手が捲りに行く構えを見せたが、前の山田選手が気配察知したのか、ペースを上げて先行体制を構築。巻き返したい志田選手は、1コーナー周って一気に加速。バックストレッチに入って先頭を捕える勢いも、山田選手の番手の池田選手が好ブロックを披露。ただそれでも止まらなかった志田選手が3コーナーで前を捕まえ、ライン3車が抜け出してゴール前勝負。番手追走した柴崎選手が、僅かにスピードが落ちた志田選手を差して、見事優勝、通算300勝を飾った。
レース後の柴崎選手のインタビューは下記の通り。
「松阪連覇と300勝を達成できて、本当にうれしい!ゴール後“3”のポーズ?優勝したらやろうと思っていたので、できてよかったです」
「今日のコンディションを踏まえて、志田君は僕が指示した通りの走りをしてくれました。松岡さんのブロックもアドバイスはしていたので、大丈夫だと思っていました。僕に余裕?いや~、それはちょっとくらいしかなかったですね。前回松山でも志田君の番手で優勝できる展開だったけど、失敗して志田君に申し訳なかった。だから、『同じ失敗はしないように』とだけは思っていました。」
レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=BFs49TqmVnA)の6:30:00からをご覧ください。
<次回松阪本場開催のお知らせ>
10月7日~10日 GⅢ 開設72周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪
10月17日~19日 FI CTC杯 マックマッキー賞 スポーツ報知賞
10月22日~24日 FⅡ ウィンチケットミッドナイト競輪