松阪FIIミッドナイト TIPSTARリニューアル杯 松阪焼肉かどや賞
【8月15日~8月17日】
A級1,2班 優勝者 佐山 寛明選手(奈良113期)

ミッドナイト競輪はFII戦が基本で行われているが、年に数回S級選手が出場するミッドナイトGⅢが行われる。松阪でも来月9月に「ウィンチケットミッドナイトGⅢ」を開催する。S級戦ならではの迫力あるレースをぜひミッドナイトの時間帯でお楽しみいただきたい。
A級1,2班戦決勝注目は、大阪の福元啓太選手(119期)。今節は連勝で勝ち上がっており、調子は上々。ライン先頭で自身のタイミングで仕掛けられれば完全Vが狙える。番手には和歌山の古賀勝大選手(115期)。今節の競走得点TOPのシリーズリーダー。初日特選でも1着。福元選手がゴール前抜け出していれば、差し決まる脚は十分。対するは奈良3車ライン。先頭から西岡利起選手(125期)、佐山寛明選手(113期)、小笹隼人選手(105期)。西岡選手はここ2節予選突破ならずの成績だったが、今節は2着1着と復調気配。ラインの厚みを活かして先行勝負か。佐山選手は、初日特選ではライン3番手から2着。西岡選手が主導権握れればチャンス十分。小笹選手は連勝で勝ち上がっており好調ムード。ライン3番手からでもタテ脚発揮なるか。中部2車で挑むのは、富山の志田愛希飛選手(125期)、岐阜の竹内雄作選手(99期)。どちらも先行主体の自力タイプなだけに、他ラインを制圧できるか。本決勝戦は、普段ラインを組む中部VS近畿の構図。どのような展開になるか注目だ。
レース初手の並びは、近畿、中部、奈良ラインの順。残り2周で志田選手、西岡選手がともに牽制しながら、前を抑えに動く。福元選手も突っ張り気味で前で踏み合う形。西岡選手は一旦下げて、中部ラインが先頭に、中団に近畿ライン。打鐘で西岡選手が再度仕掛けホームストレッチで一気に先頭に襲い掛かる。志田選手も前に出られまいと踏み上げて、西岡選手との先行争いに。2コーナーで前のペースが落ちたタイミングで、西岡選手の番手の佐山選手が自力に切り替えて番手捲りを発動。竹内選手、福元選手は外側に西岡選手、小笹選手が位置していた関係で、外に持ち出せない苦しい展開。古賀選手もすかさず小笹選手の後ろに切り替え、優勝争いは3人に絞られた。小笹選手、古賀選手が佐山選手を懸命に追うも、タイミング良く仕掛けた佐山選手との差は縮まらず、佐山選手が見事優勝を飾った。
レース後、佐山選手のインタビューでは「西岡選手も頑張っていたので何とかしたかった。弟子の西岡選手の気持ちは伝わっていた。1センターで止まったのが分かったので、前に踏ませてもらった。最後は小笹選手と2人で決まればと思った。」と振り返った。
レース映像はこちら(3:20:00頃)をご覧ください。
<次回松阪本場開催のお知らせ>
8月19日~21日 FIIナイター♥ HANADAMAカップ
9月2日~4日 FIIミッドナイト 名産松阪豚まつぶた賞オッズパーク杯
9月8日~10日 GⅢミッドナイト♥ ウィンチケットミッドナイトGⅢ

