芹澤達弘が嬉しいGⅢ初優勝

GⅢ 施設整備競輪The Leonids Cup
【11月14日~11月17日】
S級 優勝者 芹澤 辰弘(茨城95期)

今開催はGⅢ開催ということで、松阪けいりん場内では様々なイベントが行われた。芸人のスギちゃん、ダンディ坂野さんによるお笑いステージ、プリキュアショー、お菓子まき、キッズダンスショーなどで場内は大変盛り上がった。
 
S級決勝は3分戦。栃木の長島大介選手(96期)、茨城の芦澤辰弘選手(95期)、千葉コンビの海老根恵太選手(86期)、中村浩士選手(79期)の4車関東ライン。長島選手は逃げの得意な自力型。レース展開を上手く読んで仕掛けられるか。番手の芦澤選手は仕掛けに乗ってゴール前勝負に持ち込みたい。対する中部ラインは地元三重の西村光太選手(96期)と愛知の笠松信幸選手(84期)の2車。西村選手は今開催で1着こそないものの、3日間3着以内に収まる安定した走り見せている。関東ラインとの差を詰められるか。
熊本の塚本大樹選手(96期)、徳島の堤洋選手(75期)の九州四国ラインも2車。前を走る塚本選手がどのような展開に持ち込むか注目だ。福島の伏見俊昭選手(75期)は単騎での参戦となったが、初日から上位3着以内に入る好成績を残している。展開次第ではチャンスが巡るか。

レースは残り2周、先頭は西村選手、笠松選手の中部ライン、次に塚本選手、堤選手の九州四国ライン。続いて長島選手率いる関東ライン。最後尾に単騎の伏見選手という形。1コーナー手前で関東ラインが先頭を取りに動くも、西村選手が突っ張り、長島選手は一旦引くため大外に自転車を持っていく。長島選手の再度の仕掛けを警戒した笠松選手が関東ラインとともに西村選手との車間を空けて外に持ち出す。この動きを見た塚本選手が西村選手の番手に収まり、更に伏見選手もインから上昇し西村選手の番手へ。笠松選手も西村選手の番手に復帰するために外から追い上げて2番手は3車並走の形。打鐘過ぎラインを整えようとペースが緩んだ4コーナーから、長島選手が好タイミングで仕掛けてカマシ先行。中村選手との連結は乱れたが、関東ライン3車まで出切った。西村選手と塚本選手が並走となるが前との車間は開き4番手争い。関東ライン3車によるV争いは、番手から芦澤選手が差し切ってGⅢ初優勝を飾りました。2番手は長島選手、3番手は海老根選手が続いた。

レース後の芦澤選手のインタビューは以下の通り。
「(長島大介君の)先行一車だったので、位置を守り切ることが僕の使命だと思って臨みました。長島君が積極的に行ってくれたおかげです。後ろを固めてくれた海老根(恵太)さん、中村(浩士)さんのためにも、少しでも自分の仕事をしようと思っていました。あとはラインで決まるように、精一杯踏んだ感じです。今日は、限界突破を目指して頑張れたと思います」
「GⅢ初優勝? ごめんなさい、正直実感がなくて…。自分の仕事で一杯一杯だったので。僕もまだまだだなと思います」
「今年は、地元記念で決勝を目指して頑張ることができました。その後調子を崩して、立て直すのに時間がかかると思ったところのGⅢ優勝なので、すごく励みになります」
「こうして、皆さんの前で挨拶できることが幸せです。これからも応援よろしくお願いします!」

レース映像は(https://www.youtube.com/live/ny8aoMZlKUk?si=EfA06szmQSbPSeHo)の6:39:20からをご覧ください。

<次回松阪本場開催のお知らせ>
11月14日~17日 GⅢ 第11回 施設整備等協賛競輪in松阪 The Leonids Cup

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