復調の兆し!坂口楓華が差して4ヶ月振りのV

FⅡナイター・❤ 万協フィギュア博物館杯
【8月24日~8月26日】
L級ガールズ決勝 優勝者 坂口 楓華選手 (京都112期)

ガールズ10周年を迎え、松阪バンクでは毎月コンスタントにガールズケイリンが行われている。ガールズも122期のフレッシュレーサーが各地で活躍している。またガールズ1期生の102期もデビューから10年と、洗練されたレース勘でレースを盛り上げる。

L級ガールズ決勝注目は、静岡の山口真未選手(120期)。2節前の小倉で優勝、前節も予選連勝と好調をキープ。レース内容も良く、主導権を握るのは間違いない。対するは京都の坂口楓華選手(112期)。競走得点トップのシリーズリーダーではあるが、5月から優勝がなく本人も不調気味とのこと。それでも特別競走を除けば決勝シートは外さず成績を残している。松阪は斡旋されれば優勝とドル箱バンクなだけに、松阪優勝して復調の足掛かりにしたい。1期生の102期からは新潟の加瀬加奈子選手、千葉の篠崎新純選手がそれぞれ予選1着1回飾り決勝進出。連日積極的なレースを披露し、3連対率100%の2人。穴筆頭はこの2選手か。122期からは又多風緑選手(石川)。2着5着の勝ち上がりも、122期では卒業記念2着、在所成績1位の逸材。先輩相手のレースに苦戦しているが、ハマれば一撃もありそう。愛知の中野咲選手(110期)、埼玉の細田愛未選手(108期)も侮れない存在だ。
 
レースは残り2周、細田選手が2番手を求めて外並走を続けるも、加瀬選手も引かずに縦1本とはならず打鐘。初手6番手だった山口選手が連日同様に打鐘先行を開始。突っ張る構えみせた篠崎選手も、ホームで出切って先行。3番手は加瀬選手、細田選手が外並走しながら前を追い、細田選手が少し下がり気味のため坂口選手が内に詰まる展開。それでも優勝を求めて、加瀬選手、篠崎選手が山口選手を捲ろうと外に出した瞬間、内側付いて4コーナー手前では山口選手の後ろまで上昇に成功。前で粘る山口選手、外から番手捲りで追い込む篠崎選手、真ん中通って坂口選手がゴールになだれ込む。4分の3車輪差を制したのは、真ん中から差し抜けた坂口楓華選手。2着には逃げ粘った山口真未選手となった。

レース後のインタビューで坂口選手は、「決勝は、みんな前々に行くと思っていたので、車間を空けてカマそうと思っていました。でも、思っていたのと違いました。内にしか行けなかったのが現状です。ただ、みんなが『勝ちたい、勝ちたい』と思っているときは、内が空くことがあるので、それは冷静に見極めていました」とレースを振り返った。
「これからどんどん上がっていけるように、高い目標をもって諦めずに頑張るので、暖かく見守ってください。」と強い坂口選手がレベルアップして、戻ってきそうだ。

レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=XgGOa2x3YSk)の4:59:00からをご覧ください。

<松阪本場開催のお知らせ>
9月10日~12日 FI 秋の霜ふり本舗杯 松阪木綿賞
9月22日~24日 FI・❤ COPD認知度向上カップ 本居宣長賞 日刊スポーツ賞
10月7日~10日 GⅢ 開設72周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪

アーカイブ

PAGE TOP