松阪2021年ラストチャンプは高原仁志

FⅠ・ナイター COPD認知度向上カップ 松浦武四郎賞
【12月17日~12月19日】
S級決勝 優勝者 高原 仁志(徳島 85期)

今節が2021年最後の松阪本場開催はFIナイター。2021年の松阪は1月モーニング競輪から始まり、3月にGⅡウィナーズカップ、9月GⅢ松阪記念、10月11月は5連続ミッドナイト開催と様々なレースが行われた。そんな1年を締め括るS級決勝を見守ろうと、スタンドには多くのファンが集まった。
 
S級決勝は初日特選メンバーが6名進出と点数上位の選手が順当に勝ち上がった。注目は、初日2日目を連勝とした佐賀の荒井崇博選手(82期)。直前の佐世保FI、武雄GⅢと連続優勝後松阪参戦と勢いそのまま完全優勝で今年を締めくくりたい。ライン前を走るのは佐賀の山田庸平選手(94期)。3日間連携しており、ここも万全の体制でラインワンツー決着を目指す。対するはライン3車で挑む徳島ライン。先頭から小川真太郎選手(107期)、小倉竜二選手(45期)、高原仁志選手(85期)。小川選手、小倉選手は準決勝1着で勝ち上がっており、初日特選のリベンジに燃える。中国ラインで挑む広島の今岡徹二選手(111期)と岡山の三宅達也選手(79期)もワンチャンスを狙う。今年最後のレースとなる選手も多く2021年を優勝で締めくくるのは誰か楽しみな一戦だ。

レースは残り2周で、小川選手が前を抑える。直ぐに今岡選手が前をとって打鐘。6番手から山田選手が踏み上げてくるも3番手小川選手と並走する形に。前を走る今岡選手が捲りを警戒したのか外に振った瞬間、小川選手が一気に今岡選手の内側に入って先頭に立つもラインは離れてしまった。今岡選手の外を捲って山田選手が再度小川選手との並走に。山田選手の捲りに乗り、荒井選手を捌いた小倉選手、高原選手が4コーナー出口で好位に付け、4つ巴の展開。小倉選手は小川選手と山田選手の間を、高原選手は大外を選択し差し抜けを狙う。山田選手、小川選手も必死に粘る大混戦。真ん中こじ開けた小倉選手ではあったが、大外から強烈なスピードで伸びてきた高原選手が小倉選手を交わし、見事優勝を飾った。2021年ラストの松阪決戦は、展開が目まぐるしく変わる好レースで幕を閉じた。

レース後、高原選手は「3番手からの優勝はイメージしてなかったが、前2人が頑張ってくれたので優勝できた」と前の選手に感謝している様子であった。また今年1年について聞かれると「落車なくここまで来れたので良かった」と安定した走りが出来ているようであった。2022年も落車なく、好レースの演出に期待したい。

レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=hzuZ14gh92U&t=6s)の5:55:20からご覧下さい。

 <次回松阪本場開催のお知らせ>
3月4日~6日  FⅡ・ナイター❤ ガールズケイリントーナメント!CTC杯
3月21日~23日 FⅡ・モーニング❤ 茶重リーフティーカップ賞

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