樋口絢土が絶好の番手戦で約9年振りのVゲット!

FⅡ レースプロカップ
【8月29日~8月31日】
A級チャレンジ決勝 優勝者 樋口 絢土(東京96期)

松阪でFⅡ戦となれば、ナイターやミッドナイト戦かモーニング開催が多かったが、3年ぶりのFⅡデイ開催となった。8月の暑い日差しがバンク内を照り付け、最終日の決勝戦は34度の中、熱戦が繰り広げられた。

A級チャレンジ決勝注目は、ルーキー121期富山の近谷涼選手。本デビュー後は準決勝戦が壁になっていた様子だが、今節はクリア。準決勝戦の不運もあって同期不在の決勝戦。ここは初優勝のチャンスか。番手には東京の樋口絢土選手(96期)。準決勝戦も近谷選手と連携し、差してワンツー決着。調子は悪くなさそうで、近谷選手にとっては最高の見方であり、ゴール前は最大の脅威となりそう。3番手には群馬の高橋由紀選手が付き、3車ラインで挑む。対するは北日本南関ラインの4車。ライン先頭は宮城の三浦綾選手(105期)。2節連続で決勝進出を決めており調子は悪くなさそう。優勝は4年前の青森が最後、そろそろ2回目の優勝が欲しいところ。番手には山形の猪野泰介選手(111期)。準決勝戦は逃げて1着。自力脚もあるだけに、ゴール前混戦になればチャンス十分か。3番手には林邦彦選手(73期)、4番手には北村匡章選手(71期)が固めて、好機を待つ。初優勝、久しぶりの優勝を狙う選手が数多く参戦、決勝戦の行方に注目だ。

レースは残り2周、三浦選手が前を抑え、近谷選手ラインは一旦後ろに車を下げた。三浦選手、猪野選手が近谷選手の動きを警戒しながら、逃げ体制を構築。打鐘、ホームでも近谷選手は警戒され動かず、最終バックストレッチから、近谷選手の捲り発進。それと同時に猪野選手が番手捲りで抜け出しを狙う。近谷選手の捲りに付いていく樋口選手が加わり優勝争いはこの3人に絞られた。近谷選手の捲りもスピード良く猪野選手を飲み込むように見えたが、最終直線に戻ってからは猪野選手が踏み直してゴール前勝負。大外通って樋口選手も追い込みをみせ、最後は3車ハンドル投げにてゴール線を通過。大混戦の中、8分の1車輪前に抜けたのは樋口選手。2着に近谷選手、3着に猪野選手で確定した。樋口選手は、2013年6月の防府振りのVと嬉しい優勝となった。

レース後のインタビューで纐纈選手は、「優勝は100年ぶりですかね!?(笑)優勝にはずっと縁がないと思っていたので、嬉しいで。」「近谷君は、風もあってうまく走れないところから仕掛けてくれて、何とか付いていけました。付け切ったときは余裕があったけど、4コーナーくらいから踏むのが遅れちゃって、最後はギリギリ届きました。」とレースを振り返った。

レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=YseEFTH-ppM)の5:42:00からをご覧ください。

<次回松阪本場開催のお知らせ>
9月22日~24日 FI・COPD認知度向上カップ 本居宣長賞 日刊スポーツ賞
10月7日~10日 GⅢ 開設72周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪
10月17日~19日 FI CTC杯 マックマッキー賞 スポーツ報知賞

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