照井拓成が単騎でライン3車の壁を撃破!来期S級の力を披露!!

FⅡ・ミッドナイト オッズパーク杯
【4月28日~30日】
A級1,2班決勝 優勝者 照井 拓成(岩手115期)

 4月の松阪けいりんはモーニング1節、ミッドナイト3節とFⅡ開催を4節が行われた。5月からはFI開催が行われ、お客様の前でS級レーサーの激しいバトルが展開される。もちろんミッドナイトも画面を通して白熱なレースが行われ、多くのファンの皆様に1日の最後を競輪で楽しんでいただけている。5月以降も8月まで毎月1本以上のミッドナイトレースが松阪で行われる予定だ。

 A級1,2班決勝注目は、初日特選を制した神奈川の松坂英司選手(82期)。ここまで1着、2着と調子は上々。競走得点トップのシリーズリーダーが最後は締めめくるか。松坂選手の前を引っ張るのは静岡の齊藤健人選手(92期)。準決勝は逃げて1着としており、ここは準決勝の再現を狙う。3番手を千葉の春日勇人選手が固め、南関ラインで上位独占を狙う。対するは中近ライン。大阪の丹波孝佑選手(98期)と地元三重の鈴木幸紀選手(78期)。鮮やかな捲りや差しを繰り出し、チャンスを掴み取るか。単騎で戦う岩手の照井拓成選手(115期)や埼玉の尾崎悠生選手(113期)も自力脚ある選手なだけに侮れない存在。細切れ戦のA級決勝、レースの行方に注目だ。

 レースは残り2周、丹波選手が前を抑えてペースを流して後方の動きを待つ。打鐘が鳴り残り1周のホームで齋藤選手が前を抑え返して南関ラインが先行体制に。この動きに乗ったのが単騎の照井選手。南関ラインの後ろには付かずに、勢いそのまま捲りに動いた。バックで松坂選手の牽制、ブロックに合うも、外に膨らみながらも先頭まで出切った。切り替えた松坂選手、春日選手も照井選手を追う。ゴール前は逃げる照井選手に差し迫る松坂選手の争いも、リードを1車輪守りきった照井選手が見事優勝を飾った。

 照井選手はレース後のインタビューで、終始南関ラインをマークしていたことへの質問に「ああいう展開になることを予想していた。後はスピードもらって行けるところから捲れればと思っていた。」と予想通りの展開をものにしたようだ。余裕を持ったレース運びに見えたが「(捲りに行く時の)出はあんまり良くなかった。」と振り返った。来期はS級での戦いが待っている照井選手、記念での活躍に期待したい。
 
レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=nZa6EQR59No)の3:35:00からをご覧ください。

<次回松阪本場開催のお知らせ>
6月3日~5日   FI・ナイター 究極ブランドまつぶた杯 四五百賞 中日スポーツ賞
6月19日~21日 FⅡ・ミッドナイト・ オッズパーク杯 (富山市営)

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