FⅡモーニング 五桂池ふるさと村杯
【7月17日～7月19日】
A級1,2班決勝 優勝者 兼本 将太 （熊本 117期）
3月末にGⅡウィナーズカップが行わた松阪バンク。9月にはGⅢ松阪記念が行われる。松阪記念までは後2ヶ月を切り、このレースが終わればFⅠナイターとFⅡミッドナイトの2節。来たる松阪記念に向けて夏の松阪の傾向を見ていきたい。
A級決勝の注目は、地元松阪所属の下井竜選手（117期）。初日、2日目を先行して逃げ切っており、調子は上々。6月の京王閣では完全Vを決めているが、ホームバンクではV実績なく勝ちたい一戦。番手には愛知の大谷靖茂選手（93期）。今期は残念ながらA級戦ではあるが、6月まではS級で走っており実績はたしか。下井選手を援護しながらゴール前では捌く算段か。さらに3番手には愛知の佐藤亙選手（85期）。佐藤選手も前期S級戦士。チャンスあれば一撃強襲の初日特選の再現なるか。強力中部3車ラインに対抗するのは、九州3車ライン。ライン先頭から大分の阿部将太選手（117期）、熊本の兼本将太選手（117期）、福岡の内山拓選手（88期）。117期同士でラインを組んでハイスピードラインの完成か。下井選手と阿部選手が叩き合いになれば、兼本選手に展開が向く。出切れば阿部選手にもチャンス十分。下井選手は突っ張るなら大谷選手との連結は絶対に外したくない。単騎で挑む兵庫の池野健太選手（109期）。池野選手も前期S級。上で培った経験を武器にレース展開を読み、自力脚も活かして一撃Vを狙う。117期が3人、前期S級選手が3人と誰にもチャンスがありそうな今決勝は、見応えがありそうだ。
レースは、残り2周下井選手が前を抑えて先行体制。打鐘が鳴り阿部選手が捲り先行発進。これに下井選手は突っ張り先行を選択。両者並走のハイスピードの先行争いが展開される中、3番手は大谷選手が下井選手と離れてしまい、兼本選手が3番手の絶好位を確保。いつでも発進可能な状態に。激しい先行争いは1周続き最終バックまで並走続くも、大谷選手が自力に切り替えて捲り発進。これに反応した兼本が捲りに動き先行した両選手は後退。大谷選手は兼本選手に抵抗され不発。大谷選手の更に外を周って追い込んでくる池野選手も兼本選手とは距離が空き厳しい展開。佐藤選手が匠に切り替えて兼本選手の後ろを追走して最終直線へ。兼本選手の半周スプリントという状況で追い上げすら許さず見事優勝を飾った。2着には佐藤選手、3着には外から追い上げた池野選手が入った。
レース後兼本選手は「久しぶりの番手戦で、いつもと違った緊張感で臨めた」「大谷選手のスピードが良かったので、出ようと思った」とレースを振り返った。これでA級1,2班戦V５となった兼本選手は「次のレースでも優勝できるように頑張ります」とコメントした。完全Vを続けS級の舞台での活躍に期待したい。
Ａ級チャレンジ決勝の様子は
こちら（https://www.youtube.com/watch?v=r-a06oJ3yvE）の4:58:00からご覧下さい。
＜次回松阪本場開催のお知らせ>
7月31日～8月2日 FⅠナイター・ HANADAMAカップ 駅鈴賞
8月23日～25日 FⅡミッドナイト・ WINTICKET杯
9月9日～12日 GⅢ 松阪競輪 開設71周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪
