GⅢ 開設72周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪
【10月7日~10月10日】
決勝 優勝者 山田 久徳(京都93期)
昨年の松阪記念は新型コロナウィルスの影響で、無観客開催。今年は、有観客開催となり、豪華メンバーを一目見ようと場内はお客様で賑わった。また、イベントでは芸人さんのネタステージ、選手会三重支部から若手選手のトークショー、松阪肉が当たる抽選会などで競輪以外の部分でも、楽しんでいただいた。
注目の初日特選は、吉澤純平選手(茨城101期)が捲って1着、好マークを見せた諸橋愛選手(新潟70期)が2着、3着には昨年の覇者浅井康太選手選手(三重90期)が入った。
準決勝戦では、浅井選手とホームバンクの皿屋豊選手(111期)がワンツー決着を決め、共に決勝戦進出。また坂口晃輔選手(三重95期)も勝ち上がり、地元三重3人が決勝戦へ駒を進めた。遠征勢からは、三谷竜生選手(奈良101期)、太田竜馬選手(徳島109期)が豪快な捲りを決めて決勝進出。注目されたSS級3選手は、準決勝敗退という波乱もあった。決勝戦は以下のメンバーが名を連ねた。
ラインは④①⑨/⑤⑦⑥/②⑧/③ という並び。
レースは残り2周、太田選手が前を抑えて、近畿ラインが続き、三重ラインが後方に下がる形。打鐘が鳴り、6番手となった皿屋選手が仕掛けようと外に動きを見せるが、一度隊列に戻り、再度仕掛けようと外に出た瞬間、番手の浅井選手と接触し、浅井選手が落車するという大波乱。後方の波乱を尻目に太田選手が先行体制を構築。一瞬車間が空いた3番手三谷選手がバック捲り発進。3コーナー周って並走状態になり太田選手も粘りを見せたが、三谷選手、山田選手が乗り越えて最終直線は一気打ち。三谷選手の番手から差し抜けた山田選手が見事優勝、三谷選手が2着、3着争いは粘る太田選手、大塚選手、近畿ライン後ろから付いてきた岡選手、落車を避けて猛チャージの諸橋選手の4車がなだれ込む大接戦。ハンドル投げの差で諸橋選手が3着を勝ち取った。
レース後の山田選手のインタビューは下記の通り。
「(三谷)竜生にしっかり付いて行くことだけ考えていました。誰が落車したか分からなかったけど、ホームで後ろを確認したとき、(後ろから来る)気配が感じられなかったので、これは(竜生が)捲れるな…と。竜生は抜きにくいけど、抜けてよかった。初日に抜けたことが、ちょっとは自信になっていました。今回は、人の後ろと自力があった開催でしたが、1か月斡旋が止まっていた間にしっかり練習できたのがよかったのだと思います。次の前橋(寛仁親王牌)に、弾みがつきますね」
「ラインの力で優勝することができました。これからも頑張ります!応援よろしくお願いします!」
レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=iAQI64Bcxhk&t=10534s)の6:36:00からをご覧ください。
<次回松阪本場開催のお知らせ>
10月17日~19日 FI CTC杯 マックマッキー賞 スポーツ報知賞
10月22日~24日 FⅡ ウィンチケットミッドナイト競輪
10月27日~29日 FⅡナイター この道の先にNIPPO杯