松阪けいりん 2020年新人選手インタビュー「近澤 諒香」

今年デビューした新人3選手にインタビュー!
どうして競輪選手を目指したのか? これからの目標は?
希望あふれるルーキーの素顔に迫ります。

DATA
近澤 諒香(ちかざわ・りょうか)選手(118期)
生年月日:2001年1月25日
登録地:三重県 出身地:津市

 競輪選手を目指したきっかけは?

もともと体を動かすのが好きで、中学高校時代はソフトテニスをしていました。高校3年生で就職先を探していたとき、長年通っていた整体院の先生から「私に向いているんじゃないか」と競輪選手という職業を勧めてもらいました。実際に競輪場を訪れたとき、自分の体ひとつで時速60km以上のスピードを出す迫力に一目ぼれし、直感で「かっこいい」「やってみたい」と思いました。部活を引退してすぐ、9月に養成所の試験を受け、無事合格しました。家族も私のやりたいことを応援してくれました。

 競輪ルーキーシリーズ2020(新人戦2020)を終えた感想は?

あまり緊張せず走ることができました。広島競輪場では前々(レース中に前団に位置し、チャンスがあれば他のラインに割り込むなどして有利な位置を獲得する作戦)で勝負できたのがよかったです。伊東温泉競輪場では、良いスピードで追い上げ、初めて決勝へ進み、2着に入ることができました。今の自分の力は出し切ることができましたが、力不足も感じました。新人戦での反省をバネに、今後もレースでも前々で自分の実力が出せるように勝負していきたいです。

 ふだんはどんなトレーニングをしていますか?

朝7時から師匠(萩原操選手)らとインターバルトレーニングを行い、9時からは色んな選手との全体練習でバンク(レースコース)での練習や街道練習(一般道路での練習)をしています。師匠はいつも優しくアドバイスをくださり、褒めてくれるお父さんみたいな存在です。個人練習では、師匠や先輩の助言を参考にしていろんなトレーニングを試しています。今はレース本番と同じように重いギアで走る練習に力を入れています。

 どんな選手になりたいですか?

太田美穂選手(松阪)のような選手を目指しています。いつも一緒に練習しながら、努力している姿を見て刺激を受けています。私は身長153cmと小柄ですが、体の大きい選手に負けない走りをし、前々で、自力で勝負できるようになりたいです。目標は完全優勝(初日から全てのレースで一着を取って優勝すること)です。そのためにまずは一勝したいです。

 この記事を読んでいる方へのメッセージをどうぞ。

私が競輪を初めて見たとき、自分の体と自転車だけで時速60kmで走る迫力に圧倒されました。まずは実際に見に来て、迫力を感じてもらいたいです。競輪選手は夢や感動を与えられる仕事だと思います。私も応援される選手になれるよう頑張ります。たくさんの人に競輪に興味をもってほしいですね。

アーカイブ

PAGE TOP