松阪けいりん 2020年新人選手インタビュー「倉田 紘希」

今年デビューした新人3選手にインタビュー!
どうして競輪選手を目指したのか? これからの目標は?
希望あふれるルーキーの素顔に迫ります。

DATA
倉田 紘希(くらた・こうき)選手 【117期】
生年月日:2001年3月12日
登録地:三重県 出身地:伊勢市

 競輪選手を目指したきっかけは?

小さい頃から体が大きく太ももが太かったので、父親から「お前は競輪選手になるしかない」と言われ続けて育ちました(笑)。そして小学1年生の時に松阪競輪で初めてレースを見て「かっこいい」「走ってみたい」と思ったのがきっかけです。それからずっと競輪選手を目指してスポーツなどに取り組み、夢を実現するために自転車競技部のある岐阜県の高校へ進学しました。養成所の試験に合格し、競輪選手としてデビューが決まった時は父が一番喜んでくれました。

 競輪ルーキーシリーズ2020(新人戦2020)を終えた感想は?

当日はプレッシャーを感じてしまい、目指す結果が出せませんでした。ずっと先行主体(レースの先頭を走る戦法のこと)で戦えるように練習をしてきました。しかし、これまでのレースのように「自分のためだけに走る」ではなく「お金を賭けてくれるお客さんの期待に応えるために走る」と思えば思うほど緊張してしまいました。デビュー戦は地元(松阪競輪)で出走できるので、負けない気持ちで臨み、自分の力を出し切りたいです。

 ふだんはどんなトレーニングをしていますか?

毎日午前9時から全体練習に参加し、午後からは師匠(西村豊選手)や先輩にアドバイスをもらいながら練習をしています。同じ課題に対しても人によってアドバイスの視点が違うので、さまざまなやり方を試しています。今の課題は、チームを組んで走るのが少し苦手なので、今は街道練習などでそれを克服できるようなメニューに取り組んでいます。また言われたことをするだけでなく、その時々の自分に必要なメニューを考えながらトレーニングしています。

 どんな選手になりたいですか?

勝つべき勝負で勝てる選手になりたいです。憧れているのは、原田研太朗選手(徳島)。一発の捲り(レース終盤に別ラインの先行選手を後方から一気に追い抜いていく戦法)や先行力も強い選手です。身近な目標としては、まず9連勝して昇級したいですね。

 この記事を読んでいる方へのメッセージをどうぞ。

競輪と他の公営競技との違いは、選手が自分の力で、体ひとつで着を競うこと。モニターや動画では伝わらない迫力や駆け引きのドラマがあります。ぜひ実際の走りを観にきてほしいですね。

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