21年間S級1班の実力者 香川雄介が半年振りのV

FⅠナイター・❤ HANADAMAカップ 駅鈴賞 中京スポーツ賞
【7月31日~8月2日】
S級決勝 優勝者 香川 雄介 (香川 76期)

開催が続いた7月の松阪バンクもいよいよ大詰めS級決勝戦。このレースが終わるとミッドナイトレースを1節挟み、いよいよ松阪記念となる。記念前に松阪ファンの声援にどの選手が応えるか注目だ。

今節の注目は、前節の富山記念を制して乗り込んできた京都の稲垣裕之選手(86期)。特選、準決勝ともに2着で勝ち上がっており、調子は上々。勢いそのままに松阪FⅠ戦も制するか。番手には香川の香川雄介選手(76期)。準決勝でも稲垣選手と連携してワンツー決着。この決勝でも準決の再現なるか。3番手には岡山の柏野智典選手(88期)。ラインをきっちりガードして最終直線でV取りを狙う。この強力ラインに対するは中部ライン。ライン先頭には岐阜の竹内雄作選手(99期)。竹内選手も富山記念からの転戦。決勝では惜しくも稲垣選手に敗れ5着。富山記念の雪辱戦に燃える一戦。必勝パターンの先行体制を築けるか。竹内選手の番手には、愛知の金子貴志選手(75期)と富山の松崎貴久選手(82期)。準決勝でも3者連携しており、結束力は抜群。竹内選手の先行を援護出来るか注目だ。単騎で戦う広島の吉永好宏選手(80期)の動向にも目が離せない。

レースは残り2周で稲垣選手が前を抑えて竹内選手の出方を待つ展開。打鐘が入り、竹内選手が先行ポジションを奪うため発進。稲垣選手もこの動きを確認し、抵抗するためペースアップ。竹内選手に対して番手の香川選手が牽制、ブロック動きをみせ、1コーナー出口で竹内選手は後退。金子選手も下がってしまい、松崎選手が切り替えて4番手のポジションを確保。4コーナー出口から香川選手がV奪取のため番手から抜け出す。3番手の柏野選手、4番手に収まった松崎選手もV目指して突っ込んでくる。稲垣選手も先頭で粘りを見せるも、この波に飲み込まれ苦しい展開。2番手から抜け出した香川選手がそのまま押し切り昨年12月振りの優勝を飾った。

レース後香川選手は、「稲垣選手のお陰です。」「2周も先行してくれたので、優勝しなければと思って踏んだ」とレースを振り返った。また今節S級優勝の副賞にもなっているHANADAMAのお菓子贈呈について聞かれると「お菓子は毎日食べるので嬉しいです。」とコメントし、優勝を喜んでいた様子。香川選手は21年間S級1班を死守し続けている。まだまだ衰え知らずの香川選手の活躍に目が離せない。

S級決勝の様子は
こちら(https://www.youtube.com/watch?v=0MHUbtOqj3M&t=14960s)の5:30:00からご覧下さい。

 <次回松阪本場開催のお知らせ>
8月23日~25日 FⅡミッドナイト・❤ WINTICKET杯
9月9日~12日 GⅢ 松阪競輪 開設71周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪

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