FⅡナイター アンデルセン牛サブレ賞【10月1日~10月3日】
A級決勝 優勝者 土生 敦弘(大阪 117期)
10月1日からナイターでの開催もあって中秋の名月が、松阪バンクを照らし続けた今開催。スタンド席からも満月が綺麗に見えている。そしてA級決勝には、大注目のメンバーが名を連ねた。
先ずは地元松阪がホームバンクの倉野隆太郎選手(91期)。対する相手は、近況松阪バンクで優勝した経験をもつ3人。8月A級チャレンジではあったが完全優勝を決め特別昇班の足掛かりを掴んだ大阪の土生敦弘選手(117期)。8月FⅠA級決勝で優勝した愛知の愛敬博之選手(94期)。7月ミッドナイトA級決勝で優勝した愛知の加藤寛治選手(83期)。ここに、自力でも戦える109期2人、105期1人を加え、混戦必須は間違いない。ある意味真の松阪王者を決めるこの1戦。満月共にレースの行く末を見守りたい。
レースは残り2周で土生選手が6番手から前を伺うも、中部ラインがこれをブロックし土生選手は再び6番手に戻りレースが落ち着く。打鐘後ホームストレッチから先頭を走る奥出選手(109期)が先行体制のスパートしレースが再び動きだす。バックから再加速でトップを狙い捲りにいく土生選手も、前を走る中部勢が内側を固め大外を回る不利な展開を受ける。それでもダッシュ力の違いを見せつけ4コーナー周っ最後の直線に入ったところで抜け出し、見事優勝を飾った。
これが昇班後初優勝の完全Vとなった土生選手は、「優勝出来て素直に嬉しい」「松阪バンクは走りやすい」と松阪との相性の良さを口にした。A級1,2班戦での戦いについて聞かれると「脚は十分通用すると思うが、レースの作戦、組み立てをもっと勉強しないといけない」とスピードだけでは勝てない難しさもあるようだ。A級チャレンジ、A級1.2班の初優勝が松阪バンクであったため、S級の初Vも是非松阪で決めて頂きたい。今後については「S級昇級を目指して残り6連勝出来るように頑張りたい」と力強いメッセージを残してくれた。早くS級で活躍する土生選手を見てみたい。