FⅡナイター アンデルセン牛サブレ賞【10月1日~10月3日】
A級チャレンジ決勝 優勝者 小浦 凪(岐阜 117期)
2020年もいよいよ残り3か月となった。前半はコロナの影響を多く受けた分、残り3か月は楽しい時間を過ごしていきたいものだ。楽しみの1つとして、松阪バンクでは10月1日からFⅡアンデルセン牛サブレ賞がナイター開催で開幕した。最終日が土曜日ということもあり、決勝では多くのファンがスタンド席に応援に駆けつけた。
A級チャレンジ決勝の注目は、117期の3人だ。初日、2日目1着で完全優勝に王手が掛かっているのが、埼玉の藤田周磨選手と岐阜の小浦凪選手。2人とも強烈な捲り、先行で他を寄せ付けない見事なレースを披露し、優勝に期待がかかる。そしてもう1人岐阜の橋本優己選手。橋本選手といえば、7月松阪ミッドナイトレースで嬉しい初優勝を飾っている。今節は初日こそ差され2着ではあったが、2日目は捲って快勝。同期には負けられない戦いだ。117期同士の壮絶な叩き合いが予想され、早仕掛けの展開となれば後ろで控える先輩達にもチャンス十分。見応えたっぷりなチャレンジ決勝、誰が優勝するのか楽しみな一戦だ。
レースは、残り2周で橋本選手が前を抑え先頭で出方を待つ展開に。打鐘が鳴り残り1周で藤田選手が6番手から強烈ダッシュを仕掛ける。橋本選手も突っ張ろうと踏むも1角から2角にかけて藤田選手がトップに立ち独走状態に。さらにバックから藤田選手を追い上げて踏み上げる小浦選手。ここに乗ってきたのが福島の115期宇佐見選手。4角でついに小浦選手が藤田選手を捕えトップに立つも、乗ってきた宇佐見選手が小浦選手に差し迫る大接戦を繰り広げるも、最後は小浦選手が粘りきって優勝を飾った。
レース後小浦選手は、「完全優勝は初めてなので、素直に嬉しい」と喜びの声を口にした。レース展開については、「橋本選手が長い距離駆けると思っていたので捲りを狙っていた」と想定済みの展開であったようだ。特別昇班の足掛かりになった今シリーズ、残り6連勝を目指して次節(10月27日~29日)の地元岐阜のレースに参加する。今後も小浦選手の活躍に目が離せないだろう。