完全V達成の菅田 得点トップの意地見せる

FⅡミッドナイト TIPSTAR杯【10月21日~10月23日】
A級決勝 優勝者 菅田 和宏(宮城 88期)

松阪バンクでは、ミッドナイト競輪が1カ月半振りの開催となった。2日目には雨が降り、夜の気温は15度と寒さ厳しいコンディションの中レースが行われた。

A級決勝の注目は、得点トップで初日は捲って快勝、2日目は差して1着と連勝した宮城の菅田和宏選手(88期)。準決勝でラインを組んだ同県の阿部架惟都選手(115期)と共に決勝を戦う。阿部選手も、準決勝では菅田選手にタイヤ差で敗れたものの、自力ある脚力で決勝は押し切りを狙う。宮城勢に待ったをかけたいのが、地元ホームバンクから参戦の舛井幹雄選手(71期)。準決勝では8分の1車輪で1着を逃したが勝機は十分。舛井選手の前を走るのが、富山の重倉高史選手。準決勝は押し切って1着。ここも舛井選手を連れて中部勢でワンツーを狙う。中部対宮城の構図となったA級決勝は、寒さ吹き飛ぶ大熱戦となった。

レースは、打鐘6番手の展開の宮城ライン。残り1周で阿部選手が巻き返しのスパート。後ろを離して宮城2人で独走状態へ。4コーナー周ったところで、菅田選手が先頭に立ち、後ろの様子を確認しながら、悠然とゴールラインをトップで通過し、強さの違いを見せつけた。

レース後菅田選手は、「阿部選手のお陰で優勝出来た」とコメント。近況の調子の良さは、「自転車のフレームを変えたのが良かった」と話してくれた。次節も阿部選手と一緒のいわき平のレース、この強力ホットラインに今後も注目だ。

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