FIIミッドナイト オッズパーク杯
【3月5日~3月7日】
A級チャレンジ 優勝者 児玉 虎之介 (岐阜123期)
3月に入り、令和5年度も残り1ヶ月。松阪は今月も4開催と週1ペースで開催が続く。
日本競輪選手養成所では、3月5日、6日に第125回生、126回生の卒業記念レースが行われた。三重支部からは6名プロデビューを果たす。今後の彼らの活躍が楽しみだ。
A級チャレンジ決勝戦注目は、昨年デビューの123期4選手。注目は埼玉の荒川達郎選手。初日、2日目と連勝で勝ち上がり、準決勝戦では同期対決も制した。今年は既に完全優勝2回。前節こそ悔しい結果だったが、ここからまた特班に向けて、番手に栃木の福田拓也選手(100期)、3番手に群馬の三木翔太選手(95期)の3車ラインで他を制圧する。対するは、123期2人でラインを組む岐阜勢。ライン先頭は尾方祐二選手。尾方選手は年末も松阪を走ったが、連勝で勝ち上がった決勝戦で不運にも落車。雪辱戦に燃える。番手には児玉虎之介選手。普段は前を走る自力選手なだけに、Vチャンスには絶好の位置。脚を溜めて勝負どころで一気に突き抜けを狙う。兵庫の村上翔馬選手(123期)は、2月頭の松阪では優勝を飾っておりも侮れない存在。番手に神奈川の伊藤翼選手(94期)が付いて援護する。123期同士のハイスピードバトルに注目だ。
レースは残り2周、前を取った荒川選手に対して、村上選手が前を抑えた。すかさず尾方選手が動きを見せて打鐘では尾方選手が先頭になって出方を待つ。3番手が並走となり、内に村上選手、外に荒川選手が位置を取り合う。残り1周ホームから荒川選手が仕掛け、その動きに合わせて尾方選手も突っ張る。尾方選手が合わせきり主導権を握ったように見えたが、バックから荒川選手がもう一度仕掛け先頭交代。番手は福田選手と児玉選手が並走になり、3コーナーで内側有利に児玉選手が取りきって、絶好位を確保し荒川選手とのゴール前勝負。粘る荒川選手だったが、道中脚を溜めた児玉選手が強烈な伸び脚を見せて見事優勝を飾った。2着に荒川選手、3着争いは村上選手が外側から伸びて入線。児玉選手は今年2回目のVとなった。
レース後児玉選手のインタビューは以下の通り。
「荒川(達郎)さんと被ったときは、もう終わったかなと思ったけど、尾方(祐仁)にも引っ張ってもらっているし、『勝つしかねぇ!』と思って無理やり行きました。捌きはダメ元、初めてやりました」
「次は(今月末の)前橋。今後は、2班特進を目指して頑張ります!」
レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=F6GBDtc4bHk&t=12771s)の3:10:00からをご覧ください。
<次回松阪本場開催のお知らせ>
3月14日~16日 FIIミッドナイト ウィンチケットミッドナイト競輪
3月19日~21日FI ナイター 令和6年能登半島地震復興支援競輪 松阪焼肉かどやカップ 松浦武四郎賞
3月29日~31日FIIモーニング タケガワふれあい動物園杯