FⅡモーニング 五桂池ふるさと村杯
【7月17日~7月19日】
A級チャレンジ決勝 優勝者 渡口 勝成 (山口 119期)
前節のFⅡナイターが終了して1週間後、松阪7月開催3節目FⅡモーニング五桂池ふるさと村が開催された。梅雨明け手前の今シリーズも途中ゲリラ豪雨に見舞われる場面もあった。4月に入ってからの松阪開催、節間通して晴れて行われていない。次節のFⅠナイターは晴れて欲しいものだ。
A級チャレンジ決勝の注目は、今節本デビューの119期渡口勝成選手(山口)。119期勢で決勝に駒を進めたのは渡口選手のみ。自力勝負の先行逃げ切りで初優勝を目指す。渡口選手の番手には岡山の長谷俊昭選手(56期)。2日目準決勝戦も連携し、ゴール前差して1着としている。番手しっかりガードして、準決勝の再現を狙う。対するは中近ライン。大阪の岡嶋登選手(99期)、兵庫の藤縄洋介選手(89期)、岐阜の塚本貴雄選手(70期)とライン3車で119期封じに挑む。岡嶋選手は連勝で勝ち上がっており、調子は上々。狙える位置から一撃も狙う。九州勢も切替ながらワンチャンスに賭ける。最終日の決勝は快晴、気温32度の猛暑決戦。熱いレースの行方に注目だ。
レースは、残り2周の2コーナー前から渡口選手が前を抑えて先行体制に。打鐘が鳴り5番手から岡嶋選手が先行を狙って踏み上げる。これに対して渡口選手が抵抗反発。強烈な先行争いが繰り広げられるも、1センターで渡口選手が粘り切って先頭確保。長谷選手もしっかり続く。岡嶋選手の番手を周っていた藤縄選手も3番手の位置は確保とまだチャンス有り。残り半周過ぎから九州勢が捲りを狙ってくるも、藤縄選手がブロックして縦に踏んで直線強襲を狙う。しかし、渡口選手のスピードは最後まで落ちることなく逃げ切り、番手の長谷選手の差しも届かず。渡口選手が見事デビュー初優勝を飾った。
レース後渡口選手は「優勝は嬉しいけど、完全V出来なくてちょっと悔しい」とレースを振り返った。決勝戦にあたっては、師匠と同斡旋のため「前日に作戦を考えて臨むことが出来た」と準決勝の反省をバネに決勝に臨めた様子。次回に向けては「次は完全優勝出来るように頑張りたい」と既に次に目を向けているようだ。渡口選手をA級チャレンジレースで観れる期間は今だけかもしれない。今後の活躍に注目だ。
A級チャレンジ決勝の様子は
こちら(https://www.youtube.com/watch?v=r-a06oJ3yvE)の4:29:00からご覧下さい。
<次回松阪本場開催のお知らせ>
7月31日~8月2日 FⅠナイター・ HANADAMAカップ 駅鈴賞
8月23日~25日 FⅡミッドナイト・ WINTICKET杯
9月9日~12日 GⅢ 松阪競輪 開設71周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪