今年度ラストナイターを佐川翔吾が捲り一閃で制す

FⅠナイター 川越場外開設50周年記念 本居宣長賞 中京スポーツ賞
【11月24~11月26日】
A級決勝 優勝者 佐川 翔吾(大阪 94期)

11月末になり、2020年松阪開催も後2節。松阪バンクでは、今年度最後となるFⅠナイターレースが24日から開催された。川越開設50周年記念と題された今シリーズ、TV、インターネット中継では、川越場外の歴史を振り返る映像や、解説の荒木実さんのデビュー当時の写真等、競輪ファンも懐かしい映像が流れた。

A級決勝の注目は、谷本奨輝選手(107期)と大庭正紀選手(70期)の富山師弟コンビ。弟子の谷本選手が積極的に仕掛け、師匠大庭選手が援護しながら、差し切り優勝を狙う。3車ラインを組む中部勢も、数有利で優勝を目指す。富山師弟が先に動く前に、前を叩いて先行体制を築きたい。中部の先頭に立つのは、岐阜の松岡晋之介選手(109期)。初日先行1着もあり、調子は上々。先輩2人に後ろを任せて、先行逃げ体制に持ち込み優勝を目指す。
富山師弟、中部が競る展開になれば、近畿勢にもチャンスが巡る。大阪の佐川翔吾選手(94期)の準決勝での強烈捲りは圧巻。前が縺れれば縺れる程、準決勝の再現の可能性が高まる。 

レースは、近畿勢、中部勢、富山勢でポジションが固まる。残り2周の赤版で、谷本選手が前を抑えて先行体制も、直ぐに松岡選手が捲り返す。松岡選手のペースでレースが残り半周まで進む。バックからもう1度捲り返したかった谷本選手も、後ろから脚を溜めていた佐川選手が強烈捲りを再披露。4コーナーで前を捕まえ、優勝を飾った。2着には佐川選手の番手を周った白上選手が入り、近畿ワンツーで締め括った。

レース後インタビューにて佐川選手は「思い通りにレースをする事が出来た」とレースを振り返った。また「調子も良くなってきているため、また応援して欲しい」とコメントを残した。佐川選手の次走は12月4日~大垣競輪場で行われるFⅡミッドナイト。こちらでの活躍にも期待したい。

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