ゴール前の大接戦制した坂口楓華!通算30回目のV達成!!

FⅡ・ミッドナイト オッズパーク杯
【4月28日~30日】
L級ガールズ決勝 優勝者 坂口 楓華(京都112期)


 今年度に入ってから松阪競輪場では、初のガールズケイリン。3月のガールズトーナメント、モーニング以来のガールズ開催だ。ガールズケイリンは男子の競走と違って、ラインがない。そのため自力選手とマーク選手に主に分かれる。レース展開によっては、自力選手も他の自力選手をマークして、ゴール前で交わすということもある。各選手がどのようなタイプかを見極めて、車券の予想を楽しんでいただきたい。

 ガールズ決勝注目は、予選を連勝で勝ち上がった2選手。京都の坂口楓華選手(112期)と高知の山原さくら選手(104期)。坂口選手は、昨年のガールズグランプリに初出場を果たし、今年は4優勝と勢いに乗る。年末に向けて少しでも賞金の上積みを狙う。一方の山原選手は、松阪斡旋連続V中と松阪は好相性バンク。連日安定した走りで1着を飾り、松阪3連続Vを達成するか。この2強に対するは、広島の吉岡詩織選手(116期)、愛知の杉浦菜留選手(118期)、岐阜の宮地寧々選手(110期)。杉浦選手といえば、昨年7月の松阪ナイターで、デビュー初優勝を飾った思い出のバンク。4月平塚競輪で行われたガールズフレッシュクイーンに出場し3着と、メキメキと力を付けている印象。V奪取のチャンスは十分。地元三重からは川嶋百香選手(114期)。今年の大垣ミッドナイトで嬉しいデビュー初優勝を飾り、昨年は強敵坂口楓華選手に勝ち高配当演出の立役者となった。ここ一番の1発は侮れない。どの選手にもチャンスが巡ってきそうなガールズ決勝、レースの行方に注目だ。

 レースは残り2周、川嶋選手が位置を求め坂口選手の前に入る動き。坂口選手の後ろには山原選手となった。打鐘が鳴り残り1周のホームで吉岡詩織選手が先行。この動きに先に乗ったのが山原選手、続いて坂口選手、川嶋選手、杉浦選手の順で前を追う。バックで山原選手が先行する吉岡選手を捲って先頭。後ろは坂口選手、杉浦選手がマーク。4コーナー周って前3人が抜け出すも、逃げる山原選手VS差し迫る坂口選手の一気打ちの構図。ゴール前まで大接戦となった優勝争いは、僅かに差し切った坂口楓華選手に軍配が上がり、このVが通算30回目のメモリアル優勝となった。

 坂口選手は、レース後のインタビューで「吉岡選手と山原選手が並ばないように見張ってた。」「(勝負どころで)自分の予想した通りの展開になったので、追い込み勝負をしようと思った。」とレースを振り返った。また「今節は調子が悪く、脚が重かった」と話す坂口選手も「欲しいものがあったので、頑張った」と優勝したいモチベーションを上げて臨んだようだ。

レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=nZa6EQR59No)の3:15:00からをご覧ください。

<次回松阪本場開催のお知らせ>
6月3日~5日   FI・ナイター 究極ブランドまつぶた杯 四五百賞 中日スポーツ賞
6月19日~21日 FⅡ・ミッドナイト・ オッズパーク杯 (富山市営)

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