令和4年度松阪最後の決勝戦制したのは、佐山寛明!!

FII ウィンチケットミッドナイト競輪
【11月6日~11月8日】
A級1,2班決勝 優勝者 佐山 寛明(奈良113期)

今年度の開催は今節で終了となる松阪けいりん。約1ヶ月3開催のペースで開催が行われてきた。今年度はモーニング開催に始まり、ミッドナイトに終わるという形で全時間帯でレースを行う松阪けいりんらしさが詰まった日程となった。7月からは今年デビューの121期、122期の選手がチャレンジ戦、ガールズケイリンを盛り上げた。10月には松阪記念が開催され、トップレーサー達によるハイスピードバトルが繰り広げられた。ファンの皆様にとっての思い出はどのレースでしょうか?
 
管理棟工事前ラストとなったA級1,2班決勝の注目は、近畿ライン。大阪119期の福元啓太選手、奈良113期の佐山寛明選手、京都83期の河村章憲選手。福元選手は初日は逃げて1着。準決勝では3着だったものの、主導権は渡さない。ここも主導権とって、ラインで上位独占を狙う。番手の佐山選手は、初日、2日目は逃げて2着、1着。競走内容も申し分ないくらい好気配。福元選手の番手戦となれば鬼に金棒。ファンの皆様の期待はここに集まる。対するは中部ライン。岐阜105期の藤井準也選手、愛知113期の井田晶之選手。藤井選手は捲って準決勝1着、井田選手は差して1着とこちらも好調ムード。展開みて藤井選手の強烈捲りが逆転候補か。熊本105期の野口大誠選手、高知109期の山本拳也選手のコンビも侮れない存在。

レースは残り2周、前をとった野口選手に対して、藤井選手が前を抑える。この動きに乗った福元選手が前をとって後方の動きを待つ展開。打鐘が鳴りペースが流れるも、4コーナーから野口選手が仕掛けに動くも、この動きを察知した福元選手がペースアップ。野口選手の仕掛けは3番手、4番手で止まってしまった。代わって2コーナーから藤井選手が捲り発進。番手の井田選手は九州勢が外にいたため、付いていけず離れてしまった。藤井選手の捲りのスピードが良く、先頭に迫る勢い。この動きに佐山選手が番手捲りで発進する形。佐山選手の後ろをピッタリマークする形で、藤井選手が追走。3番手を守りたかった河村選手も、立て直した野口選手が4コーナーで3番手を取ってゴール前勝負。捲って逃げる佐山選手に対して、藤井選手が差し迫ってくるも、押し切った佐山選手が見事優勝を飾った。

レース後の佐山選手のインタビューは下記の通り。
「初日と準決勝に関しては、自分らしく思い切ってレースができました。決勝は(福元啓太選手の)番手でしたが、前回7月松阪で福元君と連係したときは不甲斐ない結果で…。今回は、(番手から)出ていく形になったけど、福元君の気持ちに応えて優勝できてよかった。最後はきつかったけど、『福元君の気持ちに応えたい』という気持ちだけで、最後まで精一杯踏みました。また次も優勝できるように頑張ります!」

レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=rAjezDoMZBU)の3:30:00からをご覧ください。

<次回松阪本場開催に関するお知らせ>
松阪競輪場では令和4年12月より令和5年8月末頃まで、選手管理棟立替工事を行うため、松阪本場開催は実施いたしません。なお、場外発売におきましては通常通り発売いたします。
松阪本場再開まで、しばらくの間お待ちください。

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