シリーズリーダー末廣快理が圧巻の逃げで完全V

FII ウィンチケットミッドナイト競輪
【11月6日~11月8日】
A級チャレンジ決勝 優勝者 末廣 快理(兵庫121期)

いよいよ松阪今年度最後の開催、ウィンチケットミッドナイト競輪。最終節がミッドナイトということで、ファンの皆様に生で観戦していただけないのは少し残念だ。それでもミッドナイト開催は、多くのお客様がTVやインターネットを通じて観戦しており、盛り上がる開催の一つ。全国で多くの競輪場がミッドナイト開催をほぼ毎日行っているため、他の競輪場のミッドナイトでも今後楽しんでいただきたい。

A級チャレンジ注目は、唯一連勝で勝ち上がった兵庫の末廣快理選手(121期)。ここまで意外にも完全優勝はなく、決勝で勝ち切れないシリーズが続いた。今節は同期から決勝進出者はおらず、チャンス到来。2日間ラインで決着する競走で、ファンの期待に応えてきた。ここもライン決着で完全Vを狙う。番手には同県の川本恵二選手(78期)。初日に末廣選手と連携し、きっちり2着。ここも末廣選手に先頭を任せて、差し切りを狙いたい。さらに3番手には福井の長澤和光選手(74期)、4番手には徳島の藤原義浩選手(76期)と4車ライン。対するは、愛知の臼井昌巨選手(89期)、鰐渕正利選手(65期)、岡山の長谷隆志選手(64期)の3車ライン。鰐渕選手は準決勝では、末廣選手と中近ラインで連携し2着。ここは別線になるが、臼井選手の仕掛けに乗ってゴール前勝負に持ち込みたい。臼井選手もおそらく捲りの展開になることが予想されるため、勝負所を逃さず一発狙っていきたいところ。ファンの注目は末廣選手と川本選手のワンツー決着で2車単1.2倍の圧倒的人気。本命決着なるか注目の一戦だ。

レースは残り2周、前をとった末廣選手に対して臼井選手が抑えようと動きを見せるも、末廣選手は突っ張って前を主張。臼井選手も車を下げずにそのまま前を取りに行くも、末廣選手もスピードを合わせて臼井選手を3番手より前に出させない形で先行。展開不利になった愛知ラインは一度引き、残り1周ホームで鰐渕選手がもう一度仕掛けるも、末廣選手がさらにスピードを上げて先行。鰐渕選手にとっては展開厳しくなったが、4番手の位置を取りに行く動き。バックストレッチで鰐渕選手が4番手確保するも、V争いは末廣選手か川本選手の2者に絞られた。2周ペースで駆けた末廣選手を差そうと川本選手も車を外に出すも、捲らせず、差させずの走りを披露した、末廣選手が自身初の完全優勝を達成した。

レース後の末廣選手のインタビューは下記の通り。
「3日間通して、ラインで決めたい気持ちがありました。突っ張るのが、先輩方にもついてきていただける作戦かなと思って(突っ張りました)。何とか勝ち切れてよかった。地元の先輩方に練習をつけてもらった成果です。初めてのシリーズリーダーだったので、緊張するところもあったけど、オッズに応えることができてよかった」
「初めての3連勝は嬉しい。これからも、自分のスタイルを貫いて勝っていけるように、頑張って練習していきたい」

レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=rAjezDoMZBU)の3:10:00からをご覧ください。

<次回松阪本場開催に関するお知らせ>
松阪競輪場では令和4年12月より令和5年8月末頃まで、選手管理棟立替工事を行うため、松阪本場開催は実施いたしません。なお、場外発売におきましては通常通り発売いたします。
松阪本場再開まで、しばらくの間お待ちください。

アーカイブ

PAGE TOP