小玉勇一選手が追い込み、6月弥彦ミッドナイト以来、1・2班戦2回目のV!

FIIナイター この道の先にNIPPO杯
【10月27日~10月29日】
A級1,2班決勝 優勝者 小玉 勇一(埼玉113期)

松阪競輪場の選手管理棟(選手の控室や自転車作業等をする建物)が12月より立替工事となるため、お客様の前でレースが行われるのは今開催で最後。次節はミッドナイト開催のため、レースは行われるがスタンドでの観戦はできない。次本場で観戦できるのは、来年度の9月頃からとなる。選手管理棟は選手並びに関係者のみしか出入り出来ない場所で、ファンの皆様には変化を感じられる部分が少ないかもしれない。それでも工事が終わり、綺麗になった管理棟を見に松阪本場に遊びにきてほしい。

A級1,2班戦注目は、関東ライン。ライン先頭の埼玉117期の山田雄大選手、番手の埼玉113期小玉勇一選手。準決勝戦でも連携しワンツー決着。ここも準決勝の再現を狙う。3番手を栃木の星野辰也選手(95期)が固めて盤石体制。対するは中部3車ライン。岐阜の三浦貴大選手(115期)、谷田泰平選手(93期)、愛知の清水広幸選手(57期)。三浦選手、谷田選手も準決勝で連携し捲ってワンツー決着。同県ライン同士のため、ラインの結束力はどちらも魅力的だ。単騎で戦う上杉嘉槻選手(福井119期)。上杉選手は初日特選を逃げて1着。力を見せつけたレースだっただけに、ここは単騎でも侮れない存在。

レースは残り2周、前をとった中部ラインに対して、山田選手が抑えて後ろの仕掛けを待つ展開。上杉選手はこの動きには付いていかず、最後方で勝負所を待つ。打鐘が鳴り山田選手が後ろを確認するも動きなし、4コーナーから三浦選手の踏み込むような動きを確認し、ペースアップして先行開始。隊列縦一本のままで2コーナーから、上杉選手、三浦選手が捲り発進。しかし山田選手のかかりが良く、三浦選手は小玉選手の横で止まっている。全体的に外に膨れる展開で、上杉選手は行き場なく厳しい展開。最終ホームで、後続を止めた小玉選手が番手から抜け出し、見事優勝を飾った。2着には星野選手、3着には三浦選手が入った。

レース後の小玉選手のインタビューは下記の通り。
「三浦(貴大)君が前を取ったので突っ張るかな…と。(山田雄大君が)出られるか出られないかが勝負だったけど、出ることができてよかった。山田君が早めに行ってくれて、(捲りに)飲まれてしまったら申し訳ないので、警戒しながら走りました。山田君が強かった。優勝はそのおかげです。松阪では、前回7月に来たとき申し訳ないことをしてしまった(準決勝で落車失格)。その分を、今回取り返すことができてよかったです」
「今後は、早くS級に上がって、師匠(大澤雄大選手)の前で恩返しをしたい。それは、デビュー前からの強い願いです。今回は3日間番手だったけど、次は前で完全優勝獲れるように頑張ります!」

レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=tAW9Za4VK1s)の5:33:00からをご覧ください。

<次回松阪本場開催のお知らせ>
11月6日~8日 FⅡ ミッドナイトウィンチケット競輪

アーカイブ

PAGE TOP