坂口晃輔4年ぶりの優勝!地元で魅せた強烈な縦足

FI 丸井食品鶏焼き肉&CTC杯
【9月6日~9月8日】
S級決勝 優勝者 坂口 晃輔(三重95期)

松阪競輪場は、9月23日~26日に開催されるGⅢ「開設73周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪」を控え、その前哨戦となった今回のS級戦。強者が揃った3日間の中で、激戦を勝ち抜いた9名が最終日決勝戦へと臨んだ。

S級決勝の注目は、地元三重県の3車ラインである。先頭を走る谷口遼平選手(103期)は、初日から積極的に動き初日2日目ともに1着で勝ち上がっている。番手を回る坂口晃輔選手(95期)は、インタビューで調子が悪いと言いつつも、特に準決勝では番手の仕事を最大限こなし、ライン独占の立役者となった。3番手を固める上田国広選手(89期)は、近況成績も上々、準決勝で見せた縦足は調子の良さを物語っていた。準決勝に続き同じメンバー同並びでの決勝戦、ライン独占で決勝に乗った地元勢の勢いは止まらない。対抗するは福島2車ライン。先頭の渡邉一成選手(88期)は、タイトルホルダーの意地がある。持ち前のスピードで三重ラインに対抗できるか。番手を回る須永優太選手(94期)は、調子が上がってきているとのこと。差し足鋭く優勝を狙う。単騎は2名となり、どちらも若手の貴志修己選手(117期)、後藤大輝選手(121期)。単騎として自在に立ち回り、スピード感のあるレースが予想される。
 
レースは残り1周半、谷口選手が前を抑え先頭へ、2センターで単騎の後藤選手が最後方から勢いよく飛び出し先頭に立つ。最終周回、飛び出して先頭に立った後藤選手の後ろには、3車身ほど開いて三重ラインの谷口選手、その後ろに福島ラインが控える。後藤選手のハイスピード先行を追う谷口選手が、3車身程開いた車間を少しずつ詰めていくハイスピードなレース展開となった。後方で控える福島ラインの先頭渡邉選手は、貴志選手との位置取りで縺れ捲りが難しくなった。最終直線、谷口選手が先行する後藤選手を捉え直線勝負に。谷口選手の番手から坂口選手が強烈な縦足を見せ突き抜けた。単騎で先行した後藤選手が3着、最終直線で捉えた谷口選手が2着、後藤選手と谷口選手の間を割って突き抜けた坂口選手が1着で優勝。地元三重県でワンツーフィニッシュを決めた。

レース後の坂口選手のインタビューは以下の通り。
「前のすごいかかりと、遼平(谷口)も最後コース開けてくれた感じがあったので、そこは逃さずと踏み切りました」
「いつもラインの競争を心掛けているので、それが報われて嬉しい」
「自分ばっかり勝つというよりも、誰かが勝てれば良いと思っていたので、それを遼平(谷口)や国広さん(上田)もお互い勝ちたいところを、しっかりライン競争で優勝できたので良かったと思う」
「最後まで応援ありがとうございました。また応援よろしくお願いします!」

レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=J0hpf7lREt4)の6:30:00からをご覧ください。

<次回松阪本場開催に関するお知らせ>
9月23日~26日松阪競輪場開設73周年記念GⅢ 蒲生氏郷杯王座競輪
10月5日~7日 FⅡナイター アンデルセン牛サブレ賞
10月14日~16日 FⅡミッドナイトみんなの競輪カップ

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