山田諒が単騎7番手大捲りを決め、昨年1月四日市以来、S級5回目のV!

FIナイター 第四回大正カラーカップ 松阪木綿賞 スポーツ報知賞
【12月8日~12月10日】
S級班 優勝者 山田 諒(岐阜113期)

今節のタイトルの中にある松阪木綿は、松阪の伝統工芸品。天然藍の先染め糸を使い、「松坂嶋(まつさかじま)」と呼ばれる縞模様が特徴の松阪地域で生産される綿織物。前節西日本カップ表彰式で花束プレゼンターを務めた松阪小粋2023田中様が着用していた着物が松阪木綿で作られたものである。

S級決勝注目は、実力上位の諸橋愛選手(新潟79期)。準決勝では前を残すことが出来ずと反省も、決勝は自力で動くとし、好位置からタテ脚発揮してV奪取を目論む。番手には茨城の横山尚則選手(100期)。ここまで連勝で勝ち上がり調子は上々か。対するは機動力上位の神奈川の青野将大選手(117期)、番手に同県の福田知也(88期)。勝負所で一気の仕掛けでV取りを狙う。東北ラインからは、宮城の櫻井祐太郎選手(117期)と同県の阿部力也選手(100期)。櫻井選手は前節静岡に次ぐ決勝進出。ここまで2着2本も積極的なレースを披露。ここも積極的に動けば、阿部選手にチャンス十分。そして単騎で一発狙うのは岐阜の山田諒選手(113期)。調子は普通と話すも、松阪は好相性バンク。一発捲りも十分期待できる脚質だ。

レースは残り2周、前を取った櫻井選手に対して青野選手が押さえて後ろの仕掛けを待つ。打鐘で諸橋選手が動き、櫻井選手が外に出た瞬間、内側を救い3番手を確保。横山選手とは連結が外れてしまった。そのままハイスピードで駆ける青野選手で縦一本棒で残り1周ホームを通過。櫻井選手が2コーナーから捲りを放つも、車の伸びは今ひとつで、福田選手の横で止まってしまう。番手の阿部選手、諸橋選手も中割りを狙う位置取りで4コーナーを混戦状態で通過。密かに3コーナーから仕掛けいた山田選手が大外を通って、前団を一気に捲って最終直線でさらに車を伸ばして勝負有り。2着には青野選手の番手から抜け出した福田選手、3着には狭い隙間を通って伸びてきた横山選手が入った。

レース後の栗田選手のコメントは下記の通り。
 「優勝からだいぶ遠のいていたので、素直に嬉しいです。単騎だったので、ちゃんと勝ち切れるように、タイミングを逃さず仕掛けようと思っていました。前が踏み合ってくれたので、自分のスピードが出ました。案外車が進んで、出はよかったですね」
「今年は徐々に点数が上がってきました。まだまだ途中ですが、いい年だったと思います。でも、まだ実力不足なので、ちゃんと脚をつけて上で走れるように頑張ります。来年はGⅠ・GⅡでちゃんと走れる選手になりたいので、ぜひ応援してください」

レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=GV9nxf7Z4jo)の5:15:00からをご覧ください。

<次回松阪本場開催のお知らせ>
12月20日~22日 FI この道の先にNIPPO杯 CTC杯 本居宣長賞 創刊75周年記念スポーツニッポン賞
12月28日~30日 FIIナイター 創業450周年!間近ップ
1月1日~3日 FIIミッドナイト オッズパーク杯

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