GGPトライアル小倉に向けて気合いのV

FIIナイター この道の先にNIPPO杯
【10月27日~10月29日】
L級決勝 優勝者 小林 莉子(東京102期)

ガールズケイリンも年末の大一番、ガールズケイリングランプリ(GGP)に向けて賞金ランキング争いも激化。11月に行われる小倉競輪祭で行われる、ガールズグランプリトライアルレースA、Bが今年最後のグランプリ前のBIGレース。もちろんこのトライアルレースで全てが決まるとはいえ、賞金の上積みは重要。今節の松阪FIIナイターにも、トライアルレースに参加する選手が追加斡旋となり、豪快なメンバーが集結した。

L級ガールズ決勝の注目は、福岡の児玉碧衣選手(108期)。児玉選手といえば、2018年、2019年、2020年のGGP3連覇を達成したガールズケイリンのスター選手。松阪バンクでは、2021年ウィナーズカップガールズコレクショントライアル、今年3月のガールズトーナメントで優勝と好相性バンク。今節も優勝して、年末へ繋げていきたい。対するは東京の小林莉子選手(102期)。今節こそ2着2本と精彩を欠いている印象だが、昨年はGGPに出場した実力者。児玉選手にも負けない脚はあるだけに、2人による真っ向勝負がファンの注目が集まる。初日2日目を連勝とした高知の山原さくら選手(104期)。前節の福井から中1日で追加参加。山原選手は、児玉選手と同じ組のトライアルレースBに出場となっている。また、和歌山の吉川美穂選手(120期)もトライアルレースBに出場予定。吉川選手は7月松阪FIナイターで強豪撃破でV。トライアルレースに向けて前哨戦の今節で足掛かりを掴みたい一戦。そして7月松阪ミッドを制した吉岡詩織選手(広島116期)も注目の一人。ここに立ち向かいたいのは、地元の川嶋百香選手(三重114期)、沖縄の加藤舞選手(116期)。目標絞って、一矢報いる競走を披露するか。7選手中5選手が競走得点55点を超える超豪華メンバーによる決勝戦は、大注目の一戦となった。

レース初手は、前から吉岡選手、吉川選手、山原選手、川嶋選手、加藤選手、児玉選手、小林選手の順で周回。残り2周で加藤選手が、後方位置を嫌ったのか、3番手まで上昇。打鐘で誘導が退避し、吉岡選手が後ろの動きを警戒して仕掛けどころを待つ。2センター辺りから、児玉選手が一気に加速してカマシ先行開始。この強烈なロングスパートにピッタリマークしていた小林選手は付いて行ったが、前で合わせたかった吉岡選手他は踏み遅れたのか付いていけず、バックラインでは5車身以上離れ優勝争いは完全に一騎打ち。ハイスピードで逃げる児玉選手に対して、小林選手も必死に食らいつく。4コーナー周って、前で粘る児玉選手と、番手から差し迫る小林選手との大迫力の展開に、ゴール前のスタンドからは大歓声が飛ぶ大熱戦。ゴール前で差しが届いた小林選手が見事優勝を飾った。

レース後の小林選手のインタビューは下記の通り。
「児玉さんが強かった。正直、一杯一杯できつかった。風が強かったので、それが自分に向いたかなと思います。(状態はよくないとコメントしていたが)この優勝は、気持ちの面で大きい。落車からなかなか勝ちきれず、思うように体が動かずもどかしかったけど、この優勝をキッカケに調子を戻していけるようになると思います。(GP出場への)賞金はまだまだ足りない。ここが踏ん張りどころだと思うので、しっかり気持ちを入れて頑張っていきたい」
「連日応援ありがとうございます。なんとか優勝することができました。この調子で次走も頑張ります。応援よろしくお願いします!」

レース映像は(https://www.youtube.com/watch?v=tAW9Za4VK1s)の5:00:00からをご覧ください。

<次回松阪本場開催のお知らせ>
11月6日~8日 FⅡ ミッドナイトウィンチケット競輪

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